Lorde(ロード)「A World Alone」の意味とは?|解釈

Lorde

タイトルの「A World Alone」は「とある世界が孤立して」という意味です。

面白いのが、使われている冠詞がtheではなくaという点。

唯一無二のものを指す場合や、何を指しているかが相手にわかるものを指す場合に、”the”が使われます。(the earth, the moonなど)

なので、この「a world」とは、私たちの知っている世界ではなく、「どこか知らないとある世界」ということになります。

つまり、共通認識として持っている実際の絶対的な世界ではなく、ロードの目線で見た相対的な世界ということになります。

ロードは世界をどういう風に捉えているのでしょうか?

「A World Alone」を自分なりに解釈してみます。

「自分なりに和訳してみたけど意味がわからない」「歌詞の意味を理解したい」という方の参考になれば幸いです。

この曲はこんな人にオススメ

周りの意見や人の目を気にしている人に聴いてもらいたい1曲です。

また、アルバム『Pure Heroine』に収録されている曲を通しで聴いた方にもぜひ聴いてもらいたいです。

随所にそれぞれの歌詞のエッセンスが散りばめられています。

解釈してみる

Verse 1

登場人物は、ひとまず「私(I)」と「あなた(you)」。

2人で車に乗っています。

「あなた」と車に乗っていると大人になったように「私」が感じることから、「あなた」は年上で、かつ、気になる相手か恋人ではないかと推測できます。

太陽が沈む前に、空を赤く染める夕日を2人で眺めているシーンが想像できます。

ドライブと夕日は、『400 Lux』と全く同じシチュエーションです。

Verse 2

大人になると不安で眠れない、ということがあるかもしれません。

でも10代は違います。

眠れない、のではなく、眠らないのです。

眠らずに、夜通しパーティーをしたり、友だちや恋人と過ごしたりするのです。

眠らないこと、爪を噛むこと、唇を噛むこと、舌を噛んで言いたいことを言わないこと。

全てが悪癖ですが、それが10代なのかもしれません。

Refrain

2人の悪癖を世間がうわさしています。

でも、どうやら2人とも気にしていない様子。

この、世間がうわさしている、というくだり、アルバムの1曲目『Tennis Court』の冒頭に出てきました。

「Tennis Court」では世間のうわさ話ってつまらないよね?って聞き手に問いかけています。

Chorus

コーラスで新たな登場人物「they(彼ら)」が出てきます。

一体誰でしょうか?

話の流れ上、リフレインで出てきた「世間の人々」と考えるのが妥当です。

世の中の人は、あることないこと勝手にうわさし、騒ぎ立てます。

SNSでは、何の罰を受けることなく自由に言いたいことを言えます。

「言いたいやつには言わせておけ」

コーラス部分をまとめると、この一言に尽きると思います。

2人は、最初から彼らを相手にしていないのです。

世界は最初から2人だけの世界で、世間がとやかく言ってきても、彼らは存在しないのも同然なのです。

Verse 3

ここに来て、新たな登場人物「fake friends(フェイクな友だち)」が出てきます。

しかし、「世界は2人きり理論」を当てはめると、フェイクな友だちが攻撃してこようと、世間のうわさ同様ノイズに過ぎません。

インターネット時代に育てられた2人は、それを遮断する術を持ち合わせています。

Chorus 2

フェイクな友だちにしろ、世間の人々にしろ、自分たちの家は綺麗にしておくくせに、SNS上では荒らし放題のやりたい放題。

でも、そんな人たちの攻撃は真に受けません。

だって世界は、2人きりだからです。

ノイズの届かない2人きりの世界で、余裕しゃくしゃくで踊っているイメージが浮かびます。

Bridge

命は永遠ではありません。

いずれ脱線事故に遭う電車のように、2人とも動かなくなる日がやってきます。

だからこそ、他人の誹謗中傷やうわさ話にいちいち反応している時間はありません。

命が永遠ではないからこそ、10代も20代も30代も…一生に一度しかやってこないからこそ、一瞬一瞬を楽しまなくてはなりません。

まとめ

通常版アルバムの最後の曲だけあって、アルバムに収録されている各曲のエッセンスを詰め合わせた曲でした。

とある世界では、誹謗中傷や嘘にあふれています。

その世界に住む人たちに対して、2人が取った行動は、「大人になる」ことでした。

自分のことをあれこれと言ってくる人には、好きに喋らせてあげればよいのです。

なぜなら、2人目線で世の中を見ると2人きりの世界にいるわけですから、世間からの攻撃は全く関係ありませんし、気にする必要もありません

それにいずれ死がやってくるのだから、他人の言動をいちいち気にしていられません。

他人に振り回されて他人の人生を生きるのではなく、自分とその大事な人のために生きる、この曲はそれがテーマになっていると解釈しました。

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