【NPR Music】のTiny Desk Concertとは?

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#Music Industry

煌びやかな衣装に、目がくらむような照明に、心臓が震えるほどの爆音。

野外ライブであれ、テレビのライブパフォーマンスであれ、それらが我々観客にもたらしてくれるのは、特別感

しかし、そんな既存のライブパフォーマンスとは一線を画すライブ映像がYoutubeにアップされています。

それが、今回ご紹介するTiny Desk Concert(タイニー・デスク・コンサート)です。

たくさんの雑貨がずらりと敷き詰められた棚を背に、アットホーム感漂う小さなオフィスデスクでライブパフォーマンスする映像を、洋楽好きの方ならYoutubeで観たことがあるかもしれません。

アーティストの多くが、ステージ衣装というよりも、演奏終了後にそのままスタバやウォルマートに立ち寄れるくらいのカジュアルな格好をしていることからも、一般的なライブとの雰囲気の違いを感じさせます。

しかも、観客とパフォーマーを隔てる演壇が存在せず、アーティストは動画を視聴している私たちと同じ目線で歌います。

そんなTiny Desk Concertの最大の魅力。それは、親近感だと私は思います。

私が個人的に最も大好きなライブパフォーマンスなので、この記事でご紹介します。

この記事のコンテンツ
  • Tiny Desk Concertとは何か?なぜ生まれた?
  • オススメのTiny Desk Concert2選

Tiny Desk Concert(タイニー・デスク・コンサート)とは?

Tiny Desk Concertとは、米国公共ラジオ放送(NPR: National Public Radio)のプロジェクトの一つ、NPR Musicが企画するライブコンサートシリーズです。

事の始まりは、音楽イベントのサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)で、フォークシンガーのローラ・ギブソン(Laura Gibson)のパフォーマンスが聴衆の喧騒により聴こえなかったことにあります。

彼女のおしとやかな歌声と穏やかなギターサウンドが、観客のおしゃべりでかき消されたことに残念がったNPR関係者のボブ・ボイレン(Bob Boilen)スティーブン・トンプソン(Stephen Thompson)の2名が、ローラにそのことを伝え、今度NPR事務所でパーソナルコンサートをしてほしいと提案しました。

スティーブンが冗談交じりで「ボブのデスクで歌って」と言ったことが、そのまま実現することになります。

Tiny Desk Concertの初回は、2008年4月22日。第一回目のパフォーマーは、もちろんローラ・ギブソン。

そこから2022年の現在に至るまでインディーズから大御所まで世界各国のアーティストがライブを行っており、動画は800本以上、総再生回数は20億回に上ります。

現在は、新型コロナウィルスの影響でNPR事務所での録画が難しくなったため、既存の名前をTiny Desk (Home) Concertに変え、アーティストの在宅やスタジオで録画したものをYoutubeにアップしてすばらしい音楽とパフォーマンスを届け続けています。

【オススメ】ぜひ視聴していただきたいTiny Desk Concert2選

ここからは、私がTiny Desk Concertをきっかけで大好きになったアーティストとその動画の内容をご紹介します。

【Superorganism(スーパーオーガニズム)】2018年5月2日公開

スーパーオーガニズムは、イギリスを拠点に活動する多国籍バンド。

埼玉出身のオロノ(Orono)がリードヴォーカルを務めています。

NPRのTiny Desk Concertでは、リンゴをかじる音、水にストローを浸けてブクブクさせる音、おもちゃの車が走る音など、小道具や手拍子を使ってさまざまな音を演出していて、彼らならではの独特なパフォーマンスを行っています。

聞いて楽しい、観て楽しい、一緒に歌って楽しいの三拍子そろった動画です。

スーパーオーガニズムのTiny Desk Concertの動画は←こちら(青字)をクリックすると該当のYoutube動画に飛べます。

セットリスト
  • The Prawn Song
  • Night Time
  • Something for Your M.I.N.D.

「The Prawn Song」の間奏部分では、アメリカの思想家/哲学者として知られるラルフ・ワルド・エマーソンの『Self-Reliance and Other Essays』をオロノが朗読しています。

書籍選びのセンスといい、間奏にさらりと一節を朗読してみせるカッコよさといい、非常にクールなシーンなので、ぜひ鑑賞していただきたい動画です。

ちなみに、メンバーは元々8名でしたが諸事情があって、現在は5名で活動しており、2022年7月15日にニュー・アルバム『World Wide Pop』がリリース予定です。

【BTS(防弾少年団)】2020年9月21日公開

BTSは韓国出身の7人組男性グループ。

BTSを説明すること自体、冗長に思えて書くのをためらってしまうほど、名の知れたアーティストです。

しかし私は天邪鬼な性格でして、BTSが日本で有名になろうが世界進出しようが、恥ずかしながら彼らのパフォーマンスや音楽とまともに向き合ってこなかったのです。

ただ、それはBTSのTiny Desk Concertがアップされる2020年9月20日までのお話。

大好きなTiny Desk Concertシリーズから彼らの動画がアップすると、いくら天邪鬼でも動画をクリックします。

その結果が、一発ノックアウト。

メンバー同士がアイコンタクトを取っている場面や、リズムに合わせて自然と体が動いてしまい立ち上がったり踊ったりする仕草は、観ているこちらまで楽しくなってきます。

現場の楽しさや音楽の愉しさが動画を通してダイレクトに伝わってくるのです。

この動画がきっかけとなり、ほかのBTSのライブ動画を拝見しましたが、個人的にはTiny Desk Concertのパフォーマンスが一番好きです。

BTSに心を掴まれる一本です。

BTSのTiny Desk Concertの動画は←こちら(青字)をクリックすると該当のYoutube動画に飛べます。

セットリスト
  • Dynamite
  • Save ME
  • Spring Day

さいごに

他にも紹介したいTiny Desk Concert動画はたくさんありますが、今回はTiny Desk Concertきっかけで好きになったアーティストに限定してご紹介しました。

あなたのお気に入りのTiny Desk Concertは何ですか?

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