“Lux”(ルクス)とは照度の単位のこと。
400ルクスはどれほどの明るさかというと、晴天時の夕暮れ時くらいの明るさだそうです。
あなたが学生なら、この時間帯はちょうど放課後くらいかと思います。放課後にちょっと友だちとお喋りして、家に帰りたくないなと思う時間かもしれません。
はたまた、あなたが社会人なら、ちょうど仕事が終わる頃合いかもしれません。仕事が終わったら、友だち/恋人に会えるぞ、と心が浮き立っている時間かもしれません。
太陽が落ちかけるこの時間帯は、多くの人にとって心が大きく動く時間帯なのかもしれません。
この曲は、「夕暮れに誰かとドライブしている時の上機嫌な気持ち」を描いた曲です。
この時間がずっと続いたらいいなという思いがにじみ出ている曲です。
さて、この曲の歌詞を読んでいて、1つ気になる部分があったので、この記事で取り上げたいと思います。
静脈の赤と青って何?
私たちの体に流れている静脈の血の色は、赤色ですよね。
しかし、歌詞には「青い血」が登場します。
「青い血」が流れるとは一体どういう意味でしょう?
大きく分けて、4つの解釈ができます。
(1)
『Tennis Court』にも、静脈にまつわる歌詞があり、静脈は道路網に例えられています。
もしこの曲でも静脈を道路網のことだと考えると、「赤い血と青い血が流れるまで」というのは、赤と青の街灯が街を照らす夜まで暇をつぶそうと言っているのではないかと考えました。
(2)別の説として、“blue blood”は「貴族や名門出身者の別称」であることから、「貴族の血が流れるまで」と解釈することもできます。そう解釈するとロードは貴族出身ではないので、青い血が流れることがない自分への皮肉と捉えられます。
(3)よりシンプルな解釈としては、生きている間は赤い血しか流れないので、「青い血」=「死ぬまで暇をつぶそう」という捉え方もできます。
あなたはどの解釈がしっくりきますか?
この曲はこんな人にオススメ
ある晴れた日に誰かとドライブしたいなと思ったときに聴いてほしい曲です。
その誰かとは、恋人だったり、気になっている人だったり、仲のいい友だちだったり、一緒にいるとワクワクするような相手であることが重要です。
日が暮れかけてくる16時ごろに、車でこの曲を流すことができたら歌詞の内容とリアルがリンクしてドライブをさらに盛り上げてくれるでしょう。
さいごに
なんてことのないドライブについての曲です。
でも、その何てこのない時間が心地よかったり、リラックスできたりするのではないでしょうか。
この時間が永遠に続けばいいのにと思うのではないでしょうか。
この曲を聴くと、誰と車に乗っているかということが大事だなとつくづく思います。
隣にいてくれるだけで心が弾むような恋人やテンションがあがる友だちのことを考えながら聴いてみてください。
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