1ヶ月もかからず読めた!『真・英文法大全』|参考書レビュー

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書籍

“900ページなのに、スラスラ読める”と書かれていましたが、本当でした。

この記事では、勢いがとどまることを知らない英文法書『真・英文法大全』を読了した体験談とレビューについて書きます。

この記事のコンテンツ
  • 使い方や対象者
  • 【差別化】この本のココがすごい!
  • 【体験談】読了にかかった時間

私なりに思ったこの参考書の使い方や対象者、魅力、そして実際にかかった時間についてレビューしていきます。

『真・英文法大全』の使い方や対象者

この参考書は、2周目の参考書、もしくは、やり直しの参考書として使うのに非常にオススメです。

逆に言えば、英文法ゼロの状態の人は、まずは中学や高校の教科書を通読して基礎知識をつけるのが得策といえます。

たとえば「クジラ構文」を学校で習ったけど丸暗記でうろ覚えの人や、学校の教科書を一通り読んだものの理解できないところがあってモヤモヤしている人は、英文法の核心を突いたこの参考書をおすすめします。

この本のココがすごい!

『真・英文法大全』が他の参考書と何が違うのか、深掘りします。

他よりも優位性がある点はいくつかありますが、1つに絞ってご紹介します。

この文法書の最大の特長は、読みやすさにあると思います。

実際、小説を読んでいるかのようにスラスラ読めてしまいました。

発展的な内容であっても、丸暗記に頼ることなく、考え方や意味の捉え方を解説してくれています。

なぜこんなにも読みやすいのか考察するに、【1】情報の無駄のなさと【2】すっきりと見やすいレイアウトにあるのではないかと思います。

【1】文法書らしからぬ読みやすさ

教える側視点だと、「あれもこれも教えたい」とついついマイナーな情報まで足したくなるものです。

しかし、この参考書は違います。

英文法を学ぶ読者視点に徹して、マイナーな情報は載せていません。

かといって情報の洩れを心配する必要は全くなく、英語試験の最高峰といえる英検1級やTOEIC990点レベルまで網羅しています。

英語学習者にとって大事なことは、自分の目指すべきレベルに必要な情報を知り使いこなすことです。

辞書的位置づけにある参考書は、細部に至るまで細かな情報がたくさん載っています。

しかし、その情報すべてが必要かどうかの判断は、学習者それぞれのゴールによって違ってくるでしょう。

マイナー情報は大学院以上や研究者に必要な情報であって、それ以外の人たちには学ばなくてもよい可能性もあります。

情報の取捨選択とレベル別の情報分けがこの参考書では徹底されているので、ゴールやレベルに合わせて効率的に学習が進められるでしょう。

【2】読みやすいレイアウト

なぜこの参考書が900ページもあるのか。

もちろん試験対策・受験対策、英語の学び直しなど、さまざまな人のレベルに向けた情報量の広さや深さが900ページというページ量に至った一つの理由として挙げられると思います。

そして、もう一つ。

まるでnoteを読んでいるかのような適度な余白があるから、900ページになったのではないかと思っています。

思わず「うっ」と身構えてしまうような文字がびっしり並んだ参考書と、適度な余白のある参考書、あなたならどちらを選びますか?

多くの方が、視覚的負担の少ない後者を選ぶのではないでしょうか。

余白部分には追加で自分が知り得た情報や、メモを書けるというメリットもあります。

ページを開いた時に入る情報量やレイアウトの見やすさも、読者視点にたった気遣いが感じられました。

『真・英文法大全』の読了にかかった時間

結論をお伝えすると、私が読了にかかった時間は約20時間です。

6日かけて読んだので、1日平均3時間強の計算です。

9割は復習として知っている内容で、1割は「なるほど!」と読み直したい箇所がありました。

ちなみに私は社会人ですが、英語の試験がなくても日頃から参考書を読んだり解いたりするのが趣味の奇人なのでこの時間が参考になるかは分かりません。

しかし、これまで読んできた辞書的位置づけにあるどんな参考書よりも読みやすいと感じました。

この参考書には、3つの取り組み方モデルが紹介されています。

基礎モデル・標準モデル・匠モデルの3つです。

読者の英語レベルに応じて読み飛ばしてもOKな部分が明示されています。

私は全ての箇所を読みたかったので、匠モデルを選びました。

本で紹介されている匠モデルの取り組み期間の目安は、「1日1Chapterで1カ月」で読み終えられるというもの。

しかし、私はその目安を守りませんでした。

なぜなら、1日1Chapterで止められないほど内容がおもしろかったからです。

参考書に限らず本というものは買ったときの勢いが大事だと個人的に思っています。

「この本を読むぞ!」「何が書いてあるんだろう?」といったワクワク感を大事に勢いのまま読むことをおすすめします。

そしたら、900ページなんてあっという間です。

帯に“900ページなのに、スラスラ読める”と書かれていましたが、本当でした。

さいごに

『真・英文法大全』は、効率的に短期間で英文法を学び直したい方におすすめです。

英文法に苦手意識のある人は、ぜひ手に取って参考書との相性を確かめてみてください。

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